「BLOOD+」のSS
メインコンテンツと関係ないんですが拍手お礼でした。




いつもの日常
いつもの食事
…のはずだった。


「あっ…痛い、唇かんじゃった」
小夜の唇からうっすらと血がにじんできた。
しかしすぐに血は止まり怪我は元通りとなる。


そしてまたいつも通りの食事風景になるはずだった。
小夜が食事を続けようとスプーンを口にはこぶ。
その時小さな違和感を
スプーンがいきなり手から落ち床に落ちた。


しばらくカタカタと音を立てていたがやがて静かに…。
小夜のシュヴァリエ「サジ」の誕生であった。


が。所詮スプーン、
誰にも気付かれる事なくその一生を終えたとか終えなかったとか。


  完。







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